気候と衣食住はつながっている!!
臨時休校が明けてから早いもので、3週間が過ぎました。
多くの人が地理の授業になれたようで、楽しそうに参加してくれるようになりましたね!
そして、いよいよ今週からは本格的に地理の学習が始まりました!
今回は「気候と衣食住はつながっている!」という記事になります。
目次
1 暑い時は何を着る?寒い時は何を着る?
2 便利さが見失わせる気候と衣食住
3 発展による生まれるものと失われるもの
1 暑い時は何を着る?寒い時は何を着る?
最近は、いよいよ気温が高くなってきましたね。本格的に梅雨に入り、もうまもなく夏が訪れます。
さて、夏服の準備などは済んでいますか?夏になると、多くの人の服装が変わります。
(中には年中半袖短パンの人もいますが・・・)
当たり前かもしれませんが、気温によって服装を変えますよね。
これは世界中どこに行っても同じことが言えます。
気温が変われば、服装が変わる。それは、その地域の気温に適した服装にしたほうが過ごしやすいからですよね。
気温が低かったとしても、雨がよく降るようなジメジメした場所では、分厚い服を着ていると嫌な感じがしますよね。
気温と湿度(降水量)によっても服装が変わるということですね。
この、「気温や湿度(降水量)が変わると着るものが変わる」ということがわかっていると、今学習している単元の内容はとてもわかりやすくなります。
切るものだけでなく、食べ物やお家も気温や降水量によって異なります。
暑い地域で肉を保存しようと思ったら、相当な苦労が必要になります。
(現在の日本なら冷蔵庫があれば保存できますが、発展が遅れている地域には冷蔵庫はないからね。)
気温と降水量は人々の生活に大きな変化を与える大事な要素だと言えます。
2 便利さが見失わせる気候と衣食住
とは言っても、私たち、現代人にとって、気候と衣食住の結びつきはイマイチ想像がつきにくくなっています。
その理由はシンプルです。
「便利な世の中になったから」
一昔前には、クーラーや冷蔵庫はありませんでした。(僕が生まれる前の話です。)
そのため、夏は家の中でも暑い。冬は、家の中でも寒い。
暑さや寒さを凌ぐためには、それ相応の工夫が必要になります。
家を工夫したり、着るものを工夫したり、食べるものを工夫して、体を温めたりします。
そうやって、なんとか気候にあった衣食住をすることで生きながらえてきたのが、元々の生活でした。
3 発展による生まれるものと失われるもの
そうやって、なんとか気候に応じた生活をしてきたのがかつての人々でした。
しかし、近年の技術の発達により、今までのような暮らしは少しずつ失われるようになりました。
このような話をすると、「伝統が失われている!伝統を守らなければ!」という意見が多く出ます。
それは、決して正しい考え方ではないと私は考えます。
授業でも繰り返し伝えますが、物事には必ず良い面と悪い面があります。
伝統が失われる一方で、生活は便利になり、一年中快適に過ごすことができるようになりました。
現在では、エアコンを家に設置することは、生活保護を受給している方にも認められる人が人として生きる上で必要なものとして認められています。
(生活保護について、詳しくは3年生の公民で学びましょう)
(なんで学校にはクーラーが付いていない教室があるんだ!というツッコミはなしでお願いします。笑)
元々、人々の生活(衣食住)は気候と大きく結びついていました。
だけど、近年では、技術の発達によりその生活は様変わりしています。
このような、「自然」と「人の努力」の二つの角度から今の社会を見ていくと、現代の社会がより深く見えるようになります。
このような世の中の見方を学習するのが地理の面白いところ!
かなりマニアックな記事になりました。
ちりちりブログではこれから、マニアックなふか〜い話をして行けたらと思います。
地理好きな人、社会科好きな人は、ぜひ週に一度、ちりちりブログを読んでくださいね!
乞うご期待!